チームガイドライン
チーム理念実現のための活動ガイドライン
このガイドラインについて
小学生の年代は、身体的にはゴールデンエイジと呼ばれ、精神的にも多感で、人間形成にとって大切な時期にあたります。同じ学年でも成長の度合いには大きな差があり、一説には前後3歳ほどの開きがあるとも言われます。
そんな個性豊かな子どもたちに対して、野球を通じて私たちが何を伝えるべきなのか、何をすべきで、何をするべきでないのか。チームに関わるみんなが同じ考えを持てるように、この文書をまとめました。
このガイドラインは、ブエナビスタの行動規範です。日々の活動における行動指針となるものです。チームに参加するすべての方に読んでいただきたい内容です。ぜひ、チーム理念と合わせてお読みください。
子どもへの関わり方
子どもを尊重し、見守る
子どもたち一人ひとりを対等な人として接します。変に子ども扱いせず、その子らしさや考えを認め、必要に応じて寄り添います。大人の価値観を押し付けず、本人がどうしたいかに耳を傾けます。
うまくいかないことも多くあります。もどかしい気持ちになることもありますが、ぐっとこらえるのも大人の役割だと考えています。
成功も失敗も子どもたちに返す
途中で大人が手を出すと、失敗は他責になり、成功も本人のものになりません。できたことは自信に、できなかったことは次の学びに。できるだけそのまま子どもたちに返してあげたいと考えています。
ノーサイン
試合ではベンチから監督・コーチがサインを出しません。プレー中は子ども同士で声を掛け合い、必要であれば自分たちでサインを出し合い、自分たちで試合をつくっていきます。子どもたちが自分で考え、判断し、行動する。その経験を通じて、野球の楽しさと自立心を育んでほしいと考えています。
安全と健康が最優先
体調や怪我に気を配り、無理をさせず、安心して活動できる環境づくりを大切にしています。成長期の体を守るため、正しい投げ方の指導など肩・肘の故障防止に力を入れています。また、緊急時に備えてチームではAEDを常備しています。
コーチの立ち居振る舞い
怒声・罵声は原則禁止
子どもの人格を傷つける言葉は使いません。失敗を責めたり、能力を否定したり、他の子と比べて貶めるような言い方はしません。
そのうえで、実際の活動では声が大きくなる場面があります。危険が迫っているとき、遠くまで指示を届けるとき。そして、伝えるべきことを伝える場面では、強い口調になることもあります。叱らない指導ではありません。
ただし、それは必ず理由があってのことです。一生懸命なプレーの結果に対して怒鳴ることはありません。うまくいかなかったこと自体を責めることもありません。子どもたちには可能性しかなく、その可能性を潰すようなことはしない。それが私たちの基準です。
学び続ける
子どもと大人は対等です。子どもがそうであるように、大人も完璧ではありません。だからこそ、コーチも子どもたちと向き合う中で学び続け、より良い関わり方を探し続けます。
教えるべきことはちゃんと教える
野球の技術、体の使い方、チームとしての動き方。教えるべきことはコーチがしっかり教えます。子どもたちが自分で考え、自分で動けるようになるには段階が必要です。その土台をつくるのもコーチの役割だと考えています。
ダメなものはダメと伝える
ダメなことはダメとはっきり伝えます。その場で流したり、見て見ぬふりをすることはしません。時には1対1で、なぜそうなったかを一緒に考え、次にどうするかを子ども自身の言葉で出してもらう。その積み重ねが信頼関係と成長につながると考えています。
スポーツマンシップを大切にする
スポーツマンシップとは、互いの全力を引き出し最高の試合を実現するための心構えです。仲間、相手チーム、審判、支えてくれる人たちへの尊重と感謝。失敗やリスクを恐れず挑戦する勇気。全力を尽くしてやり切る覚悟。この3つを大切にしています。
相手の良いプレーも称える
対戦相手のファインプレーに、選手もベンチのコーチも応援にきた保護者も自然と拍手や声が出る。そんなチームでありたいです。相手を認める心は、自分たちの成長にもつながると考えています。
Good Gameを目指す
勝利を目指すことは大切です。そのうえで、選手の体を守り、相手へのリスペクトを忘れず、全力を出し合える試合こそが最高の試合だと考えています。勝利至上主義ではありませんが、勝ちに行く姿勢は大切にしています。
保護者のみなさんへ
チームの活動には、保護者のみなさんのご協力がどうしても必要になります。そのうえで、その負担はできるだけミニマムにしたいと考えています。
私たちは、お茶当番を設けていません。父母会もありません。子どもたちが中心であるはずの活動が、いつのまにか大人中心になってしまうことを避けたいからです。必要なサポートは、内容と頻度を事前に共有したうえで、可能な範囲でお願いしています。
大切にしているのは、「利己」ではなく「利他」の考え方です。自分の子どもだけでなく、チームのみんなを応援する。誰かがやってくれるのを待つのではなく、できる人ができることをする。その積み重ねが、結果としてひとりあたりの負担を軽くしていきます。
試合では審判のご協力をお願いすることがあります。野球経験のない方でも心配はいりません。チーム内で審判講習を年に数回行っていますし、まずは練習試合の塁審からで大丈夫です。公式戦の主審などは派遣審判にお願いしています。
試合の日は、可能な範囲で応援に来ていただけたら嬉しいです。子どもたちは、見ていてほしいと思っているはずです。そして試合のあとは、まず「今日は楽しかった?」と聞いてあげてください。
活動の前提
半日活動
活動は午前か午後のどちらか、半日で終えることを基本にしています。
長い時間をかければ上手くなる、とは考えていません。限られた時間の中で何をするかを考え、工夫して練習します。
子どもたちには、練習以外にも大切な時間があります。勉強すること、友達と遊ぶこと、家族と過ごすこと。そのどれもが野球と同じくらい大切だと考えています。
また、練習時間を短く保つことは、子どもたちの体を守ることにもつながります。成長期の肩・肘の故障を防ぐため、投げる量にも気を配っています。
ただし、これは目安です。大会や試合の日程によっては、1日を通した活動になることもあります。大切なのは時間の長さそのものではなく、子どもや家族の負担にしないことです。
参加は自由
すべてのチーム活動は参加自由です。予定があれば休んでも問題ありません。参加率だけで子どもを評価したり、何かを決めることはありません。各自のペースで続けてもらえる環境を大切にしています。